近くて手軽、マカオに脚光 カジノ、観光ブームけん引、アメリカ資本が注目

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008/04/04 日経MJ(流通新聞) 1ページ 522文字

〇七年にマカオを訪れた観光客は約二千七百万人で前年比で二二・八%増えた。けん引役は約五五%を占める中国本土からの観光客だ。中国国内では制限されているギャンブルを公然と楽しめるのが魅力という。
マカオの観光ブームは〇三年に幕を開けた。中国政府は〇三年夏、広東省など一部地区の住民を対象に香港とマカオへの個人旅行を解禁、その後も解禁地域を拡大している。香港、マカオの観光収入を底上げする目的だったが、効果は予想以上だった。中国の旅行者が香港、マカオで費やす金額は日米欧など先進国からの客を大きく上回るとされる。ここに目を付けたのがアメリカのカジノ資本だ。
英HSBCの調べによると、中国で年収七千五百ドル(七十五万円)―二万ドルの「新中間層」が急激に増え始めている。〇六年時点では三千五百万世帯だが、一六年には一億世帯に拡大すると予想されている。海外旅行、ブランド品の購入に積極的なのが特徴。マカオを訪れる客の多くが「新中間層」とされる。
ただ、最大の懸念は社会の不安定さだ。カジノ人気を背景に二〇%を超す経済成長が続くが、中間層以下はほとんど恩恵を受けていないとされる。マカオ政府への抗議デモも多発、住宅価格も急騰しており、治安悪化の可能性もある。

近くて手軽、マカオに脚光、東洋のラスベガス、買い物・町並み満喫

2008/04/04 日経MJ(流通新聞) 1ページ 1362文字

中国の特別行政区「マカオ」観光がブームになりそうだ。大規模なホテルやカジノが続々開業する一方、中国とポルトガルの影響を色濃く残した世界遺産登録の歴史的な町並みも楽しめる。日本からわずか4―5時間と、週末でも行ける手軽さが人気の秘密だ。定期便やチャーター便が相次ぎ就航し、観光客は3割増のペースで伸びている。円高(ドル安)基調も追い風となり、「週末はマカオを満喫」する人が急増しそうだ。=関連記事16面に(香港=吉田渉、黒田信)
「大きなカジノに行ってスロットマシンで少し遊びました。西洋風の町並みにも感激。ポルトガル料理もおいしかった」。夫の定年退職記念で、マカオを初めて訪れた五十代の日本人女性は興奮した面持ちで話す。
かつてはマカオを訪れる日本人はカジノ目当ての中年男性が多かったが、「今は二十―三十代の女性から家族客まで客層は広がってきた。近場なので週末旅行で訪れる客やリピーターも増えている」(JTB)。
マカオのコタイ地区にある「ベネチアン・マカオ・リゾート」。カジノフロアの面積は約五万平方メートルと東京ドームより一回り大きい。併設するホテルは三千室、ショッピングアーケードには世界の高級ブランド店がずらりと並ぶ。
アメリカの大手カジノ運営会社、ラスベガス・サンズ社が二〇〇七年八月に開業した。コンサートホールも備え、セリーヌ・ディオンらが公演した。まさに「東洋のラスベガス」だ。開業から五カ月余りで合計来場者数は一千万人を突破した。
同社は〇四年にマカオにカジノ「金沙(サンズ)」を開業し、アメリカ系カジノ進出ラッシュの幕を開いた。この「金沙」や「ウィン」「ベネチアン」といったアメリカ系カジノの登場で、家族連れなど幅広い年代が楽しめるラスベガススタイルが定着した。大半は中国本土客だが、日本から来た観光客も引き付けている。
アメリカ商務省の調査によると、ラスベガスへの日本人渡航者数(推計)は〇六年は十八万人と前年より一万人減った。日本からラスベガスは最短で十三時間かかるが、マカオなら半分以下の時間で済む。旅費も安く「東洋のラスベガス」として存在感は増している。
もちろん、カジノだけではない。ポルトガル植民地時代の歴史的建造物が多く残る中心部では日本人観光客の姿が目に付く。ポルトガル料理店は昨年冬、メニューに日本語を追加した。香港からフェリーで一時間という近さに加え、半日もあれば世界遺産登録の町並みを歩いて回れる便利さも人気の理由だ。十七世紀建造の聖ポール天主堂跡、聖ドミニコ教会などポルトガル風の町並みに加え、一本裏道に入れば中国式寺院や中国風の古い長屋も残る。
「日本人観光客は歴史遺産を訪ねる旅行を好む。高齢者や大学生のグループ旅行を誘致したい」とマカオ政府観光局の局長は話す。
〇七年の日本からのマカオ訪問者は約三十万人と、ここ数年は前年比三〇%を超す高い伸びを維持している。「ラスベガス」と西洋と中国が同居する町並みを楽しめるマカオはいわば「カジノ付きテーマパーク」。週末の旅行先として改めて注目を集めそうだ。
【図・写真】(写真上から時計回りに)カジノ街、観光拠点のセナド広場、世界文化遺産の聖ポール天主堂跡、ベネチアン・マカオ・リゾート、ベネチアン・マカオ・リゾートのショッピングモール=写真 山口朋秀

モバゲータウン、「カジノ」を開設 DeNA、ポーカーなど3種

2008/04/01 日経産業新聞 2ページ 486文字

携帯サイト運営のディー・エヌ・エー(DeNA)は一日、約九百四十万人の会員を抱えるポータル(玄関)サイト「モバゲータウン」に、ポーカーやルーレットなどカジノゲームを集めた「モバカジノ」=写真=を開設する。サイト内で使える仮想通貨をカジノ専用コインに両替して賭けることもできる。大人が楽しめるゲームの拡充で二十代以上の会員拡大を目指す。
まずはポーカー、ルーレット、ブラックジャックの三種類のゲームを提供する。五月以降、毎月一―二種類ずつ増やしていく予定。各ゲームは同時に四人まで参加することができ、同じゲームの他の参加者と、チャットなどで交流することもできる。
会員の分身「アバター」のアイテム購入などに利用できる仮想通貨「モバゴールド」とカジノ専用コインの交換比率は一対一。ゲーム終了後に専用コインをモバゴールドに再び交換することも可能。現金に換えることはできない。
モバカジノの利用に年齢制限は設けていないが、ゲームの作りや画面デザインは「大人向け」を意識したという。新コンテンツの追加で、現在はモバゲータウン会員全体の五八%を占める二十代以上の比率をさらに高める。

夕張商議所、カジノ誘致向け研究、滝川・札幌の構想参考に

2008/03/31 日経MJ(流通新聞) 13ページ 320文字

【札幌】北海道夕張市の夕張商工会議所(沢田宏一会頭)は、市内へのカジノ施設の誘致に向けた研究を始めた。企業誘致が思うように進まないなか、地域経済の活性化策の一つとして実現の可能性を探る。
このほど夕張市内で第一回の会合を開いた。参加した関係者からは誘致に慎重な意見も出たが、カジノ構想を検討している滝川市や札幌市の事例を聞くことなどで一致した。
今月二十七日には道の担当者を呼び、国内外のカジノの現状について勉強会を開いた。
北海道内ではカジノの誘致について、釧路や小樽など五地域の市代表や商工団体が集まり、二月に情報交換会を開催した。
また、今月十一日には高橋はるみ知事が道議会で、特区を活用したカジノ誘致を検討する考えを表明している。

カジノの売上高がラスベガスを抜いて世界一になったマカオ

SHOTshotSHOT 欲望という名の運河
2008/03/16 日経マガジン 9ページ 568文字

一月、うごめくマネーの香りを求めて香港とマカオを訪れた。
カジノの売上高がラスベガスを抜いて世界一になったマカオは、カジノ建設ラッシュの真っただ中。コロアネ島とタイパ島を隔てていた海を埋め立てたコタイ地区には、続々と新しい施設が造られる。中でもアメリカ系企業が経営する「ベネチアン・マカオ」は、ショッピングモールやホテルも備えた世界最大級のカジノだという。
恭しくタクシーのドアを開けたボーイを後にエントランスに入ると、そこは絢爛豪華な「金の世界」。ショッピングモールを通り抜けた先に忽然と賭場が現れ、ルーレットやカードに興じる善男善女の熱気が渦巻く。こっそり写真でもと、あたりをうかがうと、五メートルおきに警備員が立ち並び、剣呑な空気を発している。カメラを構えたら、羽交い締めにされそうな雰囲気だ。
水の都ベネチアをイメージしたという施設の周りには、運河よろしく水面が広がる。たっぷり欲望を含んだ熱気を払おうと水辺で涼んでいると、目の前をゴンドラが悠然と走っていった。一もうけした客を乗せているのかもしれない。
運河にかかる橋の上では、結婚式を挙げたばかりのカップルが満面の笑顔で記念撮影。カジノで挙式か    。「結婚は人生最大のギャンブル」という言葉が頭をふとよぎった。[写真・文 山口朋秀]
THE NIKKEI MAGAZINE

「夕張にカジノを」、商議所、活性化へ誘致研究

2008/03/13 日本経済新聞 地方経済面 北海道 1ページ 282文字

夕張商工会議所(沢田宏一会頭)は市内へのカジノ施設の誘致に向けた研究を始めた。企業誘致が思うように進まないなか、地域経済の活性化策の一つとして実現の可能性を探る。
十二日に市内で第一回の会合を開いた。参加した関係者からは誘致に慎重な意見も出たが、カジノ構想を検討している滝川市や札幌市の話を聞くことなどで一致した。二十七日には道の担当者を呼び、国内外の現状について勉強会を開く。
道内ではカジノの誘致について釧路や小樽など五地域の市代表や商工団体が集まり、二月に情報交換会を開催。今月十一日には高橋はるみ知事が道議会で、特区を活用して検討する考えを表明している。

カジノ、出遅れたかな?、東国原知事、沖縄と比較

2008/02/28 日本経済新聞 地方経済面 九州B 14ページ 414文字

宮崎県の東国原英夫知事=似顔=は二十七日、カジノ担当職員を配置している沖縄県などに比べ「少し出遅れたかなとも感じている」と述べ地域振興策の一つとしてカジノへ高い関心を持っていることを改めて示した。
二月定例県議会で、同日から始まった各会派からの代表質問終了後に報道陣からの質問に答えた。代表質問で星原透県議(自民)がカジノ実施への関心と取り組みを尋ねたところ、東国原知事は「地方にとっては新たな財源だが、青少年や治安への影響など課題もある」と答えるにとどめた。
だが議会の散会後は、自民党の小委から「カジノ導入に向けた基本方針」が提示されていることなどに触れ「国の動きが急なので、驚いている。関心はある」ときっぱり。「(安全確保などの点から)最初は船上などで実施されるのでは」との私見も示した。
東国原知事は〇七年九月末の世界最大の屋内プール「オーシャンドーム」(宮崎市)の閉鎖に際し「カジノなどに活用しては」と提言していた。

「大使館違法カジノ」記事、地裁が新潮社に300万円賠償命令

2008/02/23 日本経済新聞 朝刊 38ページ 225文字

大使館で違法カジノを運営しているかのような記事を週刊新潮に書かれ名誉を傷つけられたとして、イタリア半島中部の内陸国、サンマリノ共和国が発行元の新潮社に五千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は二十二日、三百万円の支払いを命じた。片田信宏裁判長は「見出しや記事で同国がカジノに関与している疑いを与えた」と指摘した。
週刊新潮編集部は「記事には一点の誤りもないのに、判決は名誉棄損と決め付けている。信じ難い内容なので、即刻控訴する」としている。

日本カジノ健康保養学会、きょう徳島でサミット

2008/02/16 日本経済新聞 地方経済面 四国 12ページ 129文字

■日本カジノ健康保養学会(徳島にカジノを誘致する活動に取り組む民間グループ) 十六日、徳島市で第五回日本カジノ創設サミットを開催する。海外での事例紹介や国内各地の取り組み状況報告、パネル討論などを行うほか、カジノ体験もできる。約三百人の参加を見込んでいる。

釧路や小樽などカジノ研究連携、官民で情報交換会

2008/02/15 日本経済新聞 地方経済面 北海道 1ページ 325文字

釧路、小樽など道内五地域の官民が、将来のカジノ合法化に向けた研究で連携に乗り出した。二月に入り札幌市内で初の情報交換会を開催。春以降も定期的に開き、経済効果などを議論する。カジノで観光振興を目指す論議は全国で起こっているが、治安などの面で反対論も強い。
初会合には千歳、滝川、網走からも市や商工団体などが参加。道経済連合会や道商工会議所連合会など七団体も出席し、意見交換した。各地は誘致を巡るライバルとなるが、まず連携で道内の関心を高める。
カジノ合法化では東京など六都府県が〇三年から連携。自民党内でも検討が進む。道でも道州制特区を活用しカジノ設置を求める道民提案があり、提案検討委は議論すべき案と位置づけている。苫小牧や札幌にも誘致構想がある。